稽古は、正心道カリキュラムをベースに進められます。
この正心道カリキュラムの最もユニークな点は「組手(スパーリング)の稽古がないこと」「昇級・昇段審査の簡素化」「カジュアルな雰囲気の中での、伝統・古伝の武道の型の修得」の3点です。
このカリキュラムは特に安全性を重視しています。
正心道では型と武踊稽古をメインとし組手稽古に関しては代わりに護身術やミット稽古で対応しています。
実際このカリキュラムにより稽古中の怪我や事故等のリスクを大きく減らすことが出来、本当の意味で「誰でもチャレンジできる稽古」が可能となりました。
稽古中は最近の出来事や嬉しかった事、心が動いた事など積極的にコミュニケーションするように心掛けています。
正心道ではあえてこのような会話をする時間を持ち、ふれあうことで生徒さんの心を開き子ども達の関心やモラルやマナーへの理解促進にも役立つと確信しております。
これもとても大切な正心道カリキュラムの一つになります。
昇級審査で違う色帯を取得する事は目標が明確になり楽しくチャレンジしていけます。
そして何より自分に自信を持つ事が出来ます。
まずは生徒さんのメンタル面でのベースつくり。
「マナー」「モラル」 「優しさ」「冷静さ」「思いやり」「忍耐力」を促進させる。
稽古の中で指導者やスタッフは常に生徒さんとの会話の時間を最も大事にしています。
そして、その時間を積極的に持つ事で生徒さんは自分が受け入れられていると感じ、それによって自信とやる気を生み出し同時にお互いの心を開くきっかけにもなります。
ステージ1の存在があって、はじめて成り立つのがステージ2です。
生徒さんにしっかりと武道稽古とは、どういうものなのかステージ1で把握してもらい、メンタル部分が少し養われたうえで本格的な身体稽古に入ります。
この順番を間違えて、稽古をつけてしまうと生徒さんは長続きしないで止めてしまうケースが多くなります。
バランス、体力、体のコーディネーションを強化する為に汗を流す稽古に集中します。
ここでは他人とシェアする気持ちを培っていただきます。
そして実際に行動に移していただきます。ステージ1と2では自分のベース作りと、自己の「理解」「把握」「強化」をメインに稽古が組まれておりますが、ある程度それが分かってくる、出来るようになると心に少しの余裕と自信が生まれてきます。
このステージでは、その余裕と自信を生かし他者への協力・ヘルプに努めるよう促します。
他者をヘルプさせることによりそれぞれの責任感を促します。
皆で助け合いましょう!
ステージ1・2・3より自己の「精神」「身体」そして「心」の育成を促し最終的に個々の独立性、その力を確立させます。
何でも自分の力で出来るようになる「強さと優しさ」を持った生徒さんに!これが、正心道カリキュラムの最終目標となります。
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